御徒町で用事があったついでに、有名なかりんとう屋さん「ゆしま花月」に寄りました。食べる人の好みを選ばない品の良い上品な甘さが特徴です。
慶事、弔辞の贈答用にぴったりですし、ちょっとした手土産にもちょうど良いサイズと値段で用意されていますので、何かと使い勝手の良いお店です。
今回は「かりんとう」「あま」「かさねうめ」の3種類を購入して、いただきました。
1.ゆしま花月について
ゆしま花月は昭和22年創業のかりんとう屋さんです。湯島の小さな駄菓子屋さんから始まったそうで、現在もお店の佇まいがとても控えめで、駄菓子屋さんの名残を感じることができます。
今では浅草の「小桜」、銀座の「たちばな」と並んで東京の三大かりんとう、もしくはかりんとう御三家などと呼ばれるほど人気が高いお店になっています。
かりんとうというと黒砂糖のイメージがありますが、飴色になるまで煮詰めた白砂糖を使っているのが特徴です。
取り扱っている種類はかりんとう4種類、あげあられ・あげせんべい4種類の合計8種類です。
用途に応じて和包装の袋入り、缶入り、箱入りから選ぶことができます。今回は単衣という和包装のお菓子「かりんとう」「あま」「かさねうめ」の3種類を購入して、いただきました。
2.店舗情報
(1)アクセス
住所:東京都文京区湯島3−39−6
JR 御徒町駅から徒歩5分
JR上野駅から徒歩10分
東京メトロ銀座線上野広小路駅から徒歩3分
東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩3分
(2)営業時間
月曜~金曜 9:30~20:00
土日・祝日 10:00~17:00
3.実食
(1)かりんとう
三大かりんとうなどと聞いて期待値が上がりすぎてしまいますが、一番最初に食べた感想は「あまり甘くない」という感じでした。ジャンクな食べ物に慣れ親しんでいる人が理解するには少し時間が必要です。正直に言ってとにかく甘ければ最高、甘いは正義、という人にはおすすめできません。
甘いものを期待し過ぎるとそんな印象になりますが、よく噛んで食べると素材の甘さをしっかり感じられて、美味しいです。まさに、上品な甘さといった感じで、クセがないので万人受けする味になっています。
量は単衣という小袋で90gあるので、おやつとして食べるのであれば一度に一人で食べ切るにはかなり多いです。みんなで食べるか、何回かに分けて楽しむのが良いかと思います。
(2)あま
こちらはきな粉がまぶされたかりんとうになります。生地に甘酒を混ぜることで生地自体の甘さを引き立たせている商品です。
こちらの甘さについても「かりんとう」と同様です。きな粉はキメが細かく、それぞれの素材の味と調和を楽しむ上品な味わいとなっています。
(3)かさねうめ
こちらは「かりんとう」ではなく、「あられ」の商品です。しお味とうめ味の2種類が入っています。
湯島天神には「思いのまま」と名付けられた梅の木があり、紅と白の2色の花が咲く様子が大変美しい、ということで、「かさねうめ」はそちらをイメージした商品となっています。
どの商品もそうなのですが、味わうだけではなく、包装やお菓子自体を眺めても大変綺麗です。五感で楽しめるのは和菓子ならではの魅力ですね。湯島天神では例年梅が咲く2月頃に「湯島天神梅まつり」を開催しているので、是非その時期に食べたいおやつです。
味もうめ味の甘酸っぱさと、しお味の塩っ気が程よく、食べ始めると止まらなくなる味でした。
かりんとうはもちろん美味しいですが、個人的にはこちらが好みです。定番のかりんとうと組み合わせての購入をおすすめします。
4.まとめ
手作りならではの素材の良さが感じられる素敵な和菓子屋さんです。風情がありますし、食べる人を選ばないお菓子なので、手土産にもぴったりだと思います。
好物はくず餅で、黒蜜をたっぷりかけて食べるのが好き、という超甘党の筆者には少し甘さ控えめに感じましたが、上品な味ですので、甘過ぎるのが苦手、という人におすすめです。
湯島にある店舗の他、オンラインショップでも購入することができます。手土産や自宅用のおやつに是非どうぞ。
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