箱根温泉は関東にお住まいの人なら説明不要の有名な温泉地です。
そんな箱根温泉の中でも1、2を争う人気施設である「箱根小涌園ユネッサン」が2023年7月7日にリニューアルオープンとなりましたので、3歳の娘と遊びに行ってきました。
室内外に数えきれないほどの温泉があり、幼児向けプール、流れるプール、ウォータースライダー、ジャングルジムなど、子どもが全力で楽しめる仕掛けもたくさんあったので、ご紹介したいと思います。
土日の小旅行や、家族での気分転換におすすめです!
1.どんなところ
ユネッサンは箱根小涌園にある温泉レジャー施設です。水着で入れるのが特徴で、男女関係なく、友達同士やカップル、ファミリー全員で一緒に楽しむことができます。
平日の金曜日にお邪魔しましたが、若いカップルや女性の友達同士、家族連れの他、外国人観光客もたくさん遊びに来ていました。
建物内は複数のゾーンに分かれていて、水着で楽しむ「ユネッサン」の他、男女別の温泉「森の湯」、手ぶらでキャンプが楽しめる「山の音」、子ども向けアミューズメントやショップがある「たまて箱」の4つがあります。
水着エリアのユネッサンだけで十分に遊び尽くせますが、近隣ホテルの宿泊プランなどで森の湯の入場パスポートがついていれば、ユネッサンで遊んだあとに、森の湯でゆっくりと温泉に入って〆ることもできます。
【箱根小涌園ユネッサンと一緒に楽しみたい施設】
・箱根ホテル小涌園
・天悠
・彫刻の森美術館
ユネッサンをメインに宿泊するなら、遊び終わってすぐに入れる2つのホテルがオススメです。
箱根ホテル小涌園はユネッサンから徒歩3分の立地にあるファミリー向けの宿です。2018年から建て替えのために休業していましたが、2023年7月12日にリニューアルオープンしました。
キッズスペースには、自分が書いた絵がスクリーンに映し出される「リトルプラネットウォール」があり、子どもたちが集まってどハマりしていました。小さな子どもが安心して過ごせる「ウェルカムベビー認定部屋」も用意されています。
天悠はユネッサンと館内連絡通路で繋がっているので、アクセスに便利です。全室露天風呂付客室となっており、カップルにオススメです。大浴場「浮雲の湯」はインフィニティ露天風呂となっていて、美しい景色を楽しむことができます。子どもが産まれる前にユネッサン無しで泊まりましたが、ロビー、客室、風呂からの眺望が素晴らしい宿でした。
彫刻の森美術館は野外に作品がある珍しい美術館です。箱根の自然の中にアート作品が佇んでいて、ユニークなアート鑑賞が体験できます。迷路やネット遊びなど、体を動かして遊ぶ施設も充実しているので、子どもも飽きずに過ごせます。ユネッサンからも至近距離なので、初日にユネッサンで遊び、次の日に彫刻の森美術館を訪れると、忙しすぎず、ゆっくり楽しめます。
2.基本情報
(1)アクセス
(電車)
・新宿駅から箱根湯本駅まで特急ロマンスカーで約90分
箱根湯本駅から「小涌園」バス停まで箱根登山バス(または伊豆箱根バス)で約20分
「小涌園」バス停から道路向いすぐ
・東京駅から小田原駅まで新幹線こだまで約40分
小田原駅から「小涌園」バス停まで箱根登山バス(または伊豆箱根バス)で約40分
「小涌園」バス停から道路向いすぐ
(車)
・厚木ICから箱根口ICまで小田原厚木道路で約30分
箱根口ICから国道1号線でユネッサンまで約30分
(2)入場料
ユネッサンのみ
通常料金 | シルバー・障害者の方 | |
大人 | 2,500円 | 1,700円 |
こども(3歳から小学生) | 1,400円 | 1,100円 |
子ども(2歳以下) | 無料 | 無料 |
ユネッサン・森の湯パスポート
通常料金 | シルバー・障害者の方 | |
大人 | 3,500円 | 2,200円 |
こども(3歳から小学生) | 1,800円 | 1,400円 |
子ども(2歳以下) | 無料 | 無料 |
(3)営業時間/休館日
土日祝:9〜19時
平日:10〜18時
休館日:公式HPをご確認ください
3.レビュー
(1)見どころ
①たまて箱
建物内にはユネッサンの入場前にも様々な施設があり、このエリアは「たまて箱」と呼ばれています。
1階:ファミリーマート
2階:お土産ショップ「ミーオモール」、カフェ「cafe&barシロクマスタンド」、縁日コーナー
3階:ゲームセンター
3階〜5階:レストラン
今回は「たまて箱」には寄り道せず、すぐにユネッサンに入場する計画だったのですが、3階にクレーンゲームのコーナーがあるのを娘に見つかってしまい、しばらくここで格闘することになりました。
このエリアには子どもの好きなものが揃っているので、子どもがお風呂に飽きてしまったらユネッサンから出て、ここで遊ぶのもアリかと思います。
②ユネッサン
ユネッサンには建物3階の入場口から入ります。
水着を忘れてしまった方はエリア入場後、目の前にあるレンタルショップ「ukiuki」で借りることができます。タオルや館内着もここで借りられます。(タオルは有料です)
着替えを済ませたら水着エリアにいざ入場です。
屋内:神々のエーゲ海
入るとまず地中海をイメージしたという大型のスパゾーンがお出迎えです。あまり関係ないですが、以前お台場にあった「ビーナスフォート」を思い出しました。早速、非日常を味わえます。
大きいお風呂は「神々のエーゲ海」というそうです。広くてとても楽しいのですが、名前が上をいきすぎているのが若干気になります。
神々のエーゲ海を目指して歩くと、足の裏に痛みを感じます。
屋内の床はデコボコの小石が敷き詰められてできていて、歩くたびに強烈な足ツボマッサージをくらう感じでした。私以外にも痛そうに歩いている人が見受けられたので、足裏が弱い方は要注意です。(屋外エリアは痛くない床になっていました。)
神々のエーゲ海はずっと入っていられる程度の温度に設定されていました。水深が90cmなので3歳の娘は自分で立って入るのは難しかったですが、もう少し大きくなると一人で入れるくらいの浅さです。
抱っこしながら背泳ぎさせて遊んでいましたが、浮き輪やボールを使っている人もいました。遊具があればさらに楽しめそうです。
神々のエーゲ海のすぐ奥には、幼児用プールもありました。
屋外:ボザッピィのジャングルジム
神々のエーゲ海を抜けて屋外に出るとジャングルジムがあります。
滑り台が大好きな娘は何往復かしてジャングルジムを堪能していました。あとで何が一番楽しかったか、娘に聞いても全然教えてもらえないのですが、おそらくこれかなと勝手に思っています。
屋外:ロデオマウンテン
かなり迫力のあるウォータースライダーです。
110cm以上という身長制限があり、スタッフの方の確認が入ります。うちの娘は身長が足りなかったため、チャレンジできず。身長制限以前に、怖がってやりたがりませんでした。今回は嫁が挑戦し、娘と笑って楽しませてもらいました。
屋外:超絶景展望露天風呂
ユネッサンは本当にポジティブなネーミングセンスで勇気をもらえます。名前に「超」をためらいなく付けられるって、素敵ですよね。
超絶景展望露天風呂は、空が広くてすごく気持ちいいです。こういう開放的な雰囲気の中で家族みんなでお風呂に入れる機会は意外とないので貴重ですね。
屋外:その他
他にも「洞窟風呂」や「龍の水辺」、「フィンランドバス」など、工夫を凝らしたスパがたくさんありました。
こういうところに来るとつい貧乏性が出て、なんとなく全部入っておかないと気が済まなくなりますよね。そういう人にはかなり忙しい施設になるかもしれません。
屋内:ワイン風呂
屋外からまた屋内に戻る途中、クレヨンしんちゃんに遭遇しました。春日部から来ていたようです。しんちゃんに写真を撮らせてもらったあとは、ワイン好きとして気になっていたワイン風呂に向かいます。
途中、コーヒー風呂、酒風呂、緑茶風呂もありました。なんでもありです。
ワイン風呂はやや暗めの照明に、大きなボトルと赤い色のお湯が良い雰囲気を醸し出しています。みんなボトルから流れるお湯で写真を撮って楽しんでいました。
3歳の娘もワイン風呂にどっぷり浸かりました。あまりアルコールは感じませんでしたし、娘も特に問題ありませんでしたが、気になる場合は妊婦さんや子どもは避けた方が無難そうです。
屋内:流れるプール
屋内エリアをさらに奥に進むと、流れるプールがあります。こちらは2023年7月に新設された施設のようです。流れるプールの真ん中には水深30cmの幼児用プールと高さ1mのスライダーがあり、小さい子どもでも楽しめるようになっています。
娘もスライダーで遊びましたが、少し怖かったようで1回でやめていました。
屋内:その他
ドクターフィッシュのコーナーもあり、嫁と娘がチャレンジしたのですが2人とも怖がってすぐやめていました。1回300円です。
最後に神々のエーゲ海で身を清め、ユネッサンを退散することにしました。
③森の湯
ユネッサンのあとには、森の湯にも浸からせてもらいました。こちらは男女別に裸で入る大浴場です。
室内風呂だけでなく、露天風呂も種類がたくさんあり、眺望も抜群でした。森の湯だけでも十分に満足度の高い温泉です。
(2)食事
ユネッサンは入場しなくても入れるレストランと、入場すると入れるレストランがあります。
入場後の水着エリアの中には「フォンターナ」という施設があり、カレーやラーメンなどをいただくことができます。
今回は入場前に「寿司としゃぶしゃぶ くましろ」さんでまぐろサーモン丼(税込1,680円)とざるうどん・いなりセット(税込1,480円)をいただきました。
こういう施設なりの味とお値段ですが、決して悪くはないです。美味しくいただきました。店内は広々していてゆっくり寛げるので、たくさん動き回ったあとに休憩がてら食事をいただくのも良さそうです。
森の湯を出たところには「アイスの森」がありました。サーティワンのアイスや、モナカのアイス、牛乳も売っています。
また森の湯の3階には「なごみの森」があり、畳の上でビールや枝豆、うどんをいただけます。今回は宿に戻る時間が迫っていたため、寄ることはできませんでしたが、風呂上がりに座敷でビールは最高ですね。
(3)お土産
たまて箱の2階にはお土産ショップ「ミーオモール」が入っています。
広い店内にはユネッサン限定のお土産も置いてありました。ベタな限定アイテムが良い感じに陳列されていて、ほっこりです。
(4)全体
特にのんびり遊んでいた感じでもないのですが、それでも入場エリアの中だけで3時間くらい過ごしていました。風呂上がりにアイスを食べようと思っていたものの、宿泊する箱根ホテル小涌園の夕食時間が迫ってきたため、子どもにだけアイスを買って退館となりました。
なんだかんだで時間が経つのは早いです。次の予定が入っている人はスケジュールに余裕をもって遊ぶことをおすすめします。
4.まとめ
とにかく何も考えずに楽しめる施設ですが、よく考えるとこれだけの種類のプールを作るだけでも本当にすごいですよね。
こういう思い切った箱物施設は簡単に建てられるものではないので、そういった意味でも貴重です。平成の遺産として頑張って維持していただきたいです。
一応お断りしておくと、見ての通り、クリエイティブな魅力や、ムーディな雰囲気はあまりありません。(そういう趣旨では造られていません。)
子連れのファミリーやアクティブな若者が遠慮なく遊ぶのには最高ですし、そう割り切ってワイワイ騒いで楽しむ施設になっています。それなりのテンションで遊びに行きましょう!
おすすめの時期は紅葉が楽しめる秋ですが、季節関係なく一年中楽しむことができます。ただ、屋外エリアがかなり広いので真冬は寒いかもしれません。寒がりの人はご注意ください。
箱根はアクセスも良いので、週末などを利用して是非、家族で非日常を楽しんでください。
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