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リニューアルした箱根ホテル小涌園に子どもとお泊まりレポート

お出かけ

リニューアル工事のため長らく閉館していた「箱根ホテル小涌園」が2023年7月12日にリニューアルオープンとなりましたので、3歳の娘を連れて家族3人で泊まりに行きました。

キッズスペースやビュッフェには子どもも楽しめる工夫が凝らされていますし、宿泊プランについているユネッサン入場パスポートを組み合わせれば、一日中楽しめるようになっています。

ホテルの温泉は何度入っても気持ち良いですし、広い庭園を散歩すれば自然を全身で感じてリフレッシュできます。大人も子どもも気持ち良く過ごせる施設となっていて、家族旅行にぴったりです。

1.どんなところ

箱根ホテル小涌園はもともと1959年に開業した老舗ホテルです。

設備の老朽化のため、2018年に閉館し、しばらく建て替え工事を行っていましたが、2023年7月にリニューアルオープンとなりました。

小涌園エリアは藤田観光が主導で開発を進めており、ここ箱根ホテル小涌園の他、宿泊施設として天悠、三河屋旅館、美山楓林などを運営しており、レジャー施設としてユネッサンを運営しています。いずれも宿泊とレジャーを一緒に楽しめるのが特徴です。

【箱根ホテル小涌園と一緒に楽しみたい施設】
ユネッサン
彫刻の森美術館

ユネッサンは箱根小涌園にある温泉レジャー施設です。水着で入れるのが特徴で、男女関係なく、友達同士やカップル、ファミリー全員で一緒に楽しむことができます。

箱根ホテル小涌園の宿泊プランにはユネッサンの入場パスポートがついているものが多いので、箱根ホテル小涌園に宿泊すればユネッサンも一緒に楽しめます。

ユネッサン
ユネッサン

彫刻の森美術館は野外に作品が展示されている珍しい美術館です。箱根の自然の中にアート作品が佇んでいて、ユニークなアート鑑賞が体験できます。

迷路やネット遊びなど、体を動かして遊ぶ施設も充実しているので、子どもも飽きずに過ごせます。

彫刻の森美術館
彫刻の森美術館

箱根ホテル小涌園からも至近距離なので、初日のチェックイン前にユネッサンで遊び、翌日のチェックアウト後に彫刻の森美術館を訪れると、忙しすぎず、ゆっくり楽しめます。

2.基本情報

(1)アクセス

(電車とバス)
・新宿駅から箱根湯本駅まで特急ロマンスカーで約90分
 箱根湯本駅から「小涌園」バス停まで箱根登山バス(または伊豆箱根バス)で約20分
 「小涌園」バス停から徒歩すぐ
・東京駅から小田原駅まで新幹線こだまで約40分
 小田原駅から「小涌園」バス停まで箱根登山バス(または伊豆箱根バス)で約40分
 「小涌園」バス停から徒歩すぐ

(車)
・厚木ICから箱根口ICまで小田原厚木道路で約30分
 箱根口ICから国道1号線で箱根ホテル小涌園まで約30分

(2)宿泊料

一例:スタンダードルームType-B(30㎡)1泊朝食・夕食付
※2023年9月現在の10-12月料金

平日料金土日祝前日
大人21,450円〜27,500円〜
子供(小学生)大人料金の80%大人料金の80%
子供(3歳〜未就学児)大人料金の60%大人料金の60%
子供(2歳以下)無料無料
※2歳以下は布団・食事無し、3歳以上は布団・食事有り

客室はスタンダードルームType-Bの他、全部で6種類、150室の用意があります。

デラックスルーム(50㎡)
和室(30㎡)
ユニバーサルデザインルーム(30㎡)
スタンダードルームType-A(30㎡)
スタンダードルームType-B(30㎡)
カジュアルツインルーム(18㎡)

宿泊料は客室やプランによって異なりますので、詳しくは宿泊予約サイト、ホテルの公式HPでご確認ください。

(3)休業日

休業日は宿泊予約サイト、ホテルの公式HPをご確認ください。

3.レビュー

(1)見どころ

ロビー

敷地に入ってから入り口までのアプローチに少し距離がありますが、建物の外観には高級感があり、ホテルに入るワクワクを演出してくれます。

建物外観
建物外観

ロビーは天井が高く、大きな窓から見える庭園の美しさも相まって、大変気持ちの良い空間でした。

ロビーを入ってすぐ左手に自動荷物預け機があり、チェックイン前はそちらに荷物を預けることができます。我々もこちらで荷物を預けてユネッサンに向かいました。交通系ICカードのタッチで出し入れできるので便利でした。

チェックインとチェックアウトもロビーに入って左手にあるセルフチェックイン機で行います。完全キャッシュレスとなっており、現金は使えませんのでご注意ください。

チェックアウト日の朝8時以降は客室のTVインフォメーションシステムを使えば、客室でも精算ができるようになっています。

ホテルロビー
ホテルロビー

ロビーの奥にはソファとドリンクのコーナーがありました。ドリンクのコーナーでは朝5時から24時まで、いつでもコーヒーをいただくことができます。

ドリンクのコーナー
ドリンクのコーナー

ロビーにはバルコニーがついていて、コーヒーを飲みながら庭園を見渡すことができます。ここも最高に気持ちの良い場所でした。

バルコニー
バルコニー

客室

今回はスタンダードルームType-Bという部屋に宿泊しました。

広さは30㎡でベッドが3台です。家族3人で宿泊するのにはちょうど良い広さでした。眺望はガーデンビューで、手入れされた庭園を部屋からも楽しめます。お水も3本(人数分)用意してありました。

スタンダードルームType-Bの客室
スタンダードルームType-Bの客室

一般的な洋室のお部屋という印象で、特に目立った設備やアメニティの充実はありません。ただ、こちらのホテルの場合は滞在中ずっと部屋で過ごす、という方はあまりいないと思いますので、ニーズの低い部分には余計なコストをかけない、という意味で合理的なサービス水準だと感じました。

ルームサービスもありませんでした。これも同じような理由での合理化だと思われます。

温泉

利用時間:15:00-24:00、5:00-10:00

大浴場は男女交代制で2ヶ所あります。

大浴場前
大浴場前

ユネッサンの施設で温泉は堪能できますが、ホテル内の大浴場も十分な広さでゆっくりくつろぐことができます。

2か所ある大浴場それぞれの露天風呂に小さいお風呂が2つあり、そちらは温度がぬるくなっていたので、外の眺望と露天風呂ならではの空気感を長く楽しむことができました。

プレイスペース

利用時間:7:00-20:00

2階には子供のプレイスペースがあります。

積み木が置いてあるスペースと、「リトルプラネットウォール」という自分の書いた絵がスクリーンに映し出されるスペースがあります。

積み木のスペース
積み木のスペース

リトルプラネットウォールは壁面に設置されたタブレットで絵を描いて、できたを押すと描いた絵が大きなスクリーンに映し出される遊びです。3歳の娘はほぼ全ての色を使ってぐちゃぐちゃに塗る作業をひたすら繰り返して遊んでいました。スクリーンに映し出されるのも楽しいようです。

リトルプラネットウォール
リトルプラネットウォール

平日金曜の宿泊でしたが、リトルプラネットウォールは必ず誰かが遊んでいて、タブレット2台がほぼどちらも埋まっているほどの人気でした。小さい子どもなら間違いなく気に入るはずです。

描いた絵が映されます
描いた絵が映されます

庭園

利用時間:6:00-20:00

個人的に良かったのは朝の庭園散歩です。庭園は旧三井財閥別荘庭園で16,000㎡の広さがあるとのこと。

気持ちの良い庭園
気持ちの良い庭園

旅行初日はユネッサンで疲れ果てて9時過ぎに就寝してしまったため、朝5時にばっちり目覚めたのですが、5時から空いている大浴場で露天風呂に入り、その後、6時過ぎに庭園を散策しました。

朝の庭園は空気が最高に気持ちよく、子どもが寝ている間にリフレッシュできました。

その他施設

泊まりに行った時はシーズン終了後でしたが、ホテル敷地内にはプールがあるので、夏季シーズンはプールも楽しめます。

プール
プール

また、3階にコミュニティスペース、5階にヒストリーボード、6階にはSPAがありました。

コミュニティスペース
コミュニティスペース

ホテルの中に売店は無いので、夕食後のお酒やおつまみなどは近くにあるファミリーマートに買いに行きましょう。コンビニはすぐ近くです。

(2)食事

夕食

夕食は1階にあるレストラン「フォンテンブロー」でいただきます。大きな窓から庭園が広がっていて、きれいな景色を見ながら食事ができます。

フォンテンブロー店内
フォンテンブロー店内

時間は宿泊の予約時に前半か後半かを選ぶ形になっていて、今回は前半で予約をしたので、17時半前にお邪魔しました。

会場はビュッフェ形式になっていて、開業記念としてアルコールとソフトドリンクも飲み放題でした(こちらは2023年12月29日までとのこと)。ビールとワインをありがたくいただきました。

アルコールのドリンクバー
アルコールのドリンクバー

気になる料理のラインナップですが、夕食バイキングでお馴染みの牛ステーキや寿司といった鉄板メニューから、ホテルならではのメニューもあり、バラエティ豊かで楽しいです。

ビュッフェの料理
ビュッフェの料理

印象的だったのは大きなエビフライです。10代の頃だったら3本まとめてタルタルに絡ませて白米をかき込んでいたところですが、1本で十分満足できました。

こども用のコーナーでは自分でコッペパンを作って食べられるようになっていました。うちの子はブイヤベースのスープが気に入ったようで、スープにアサリを入れて堪能したあと、食後のデザートではストロベリーのソフトクリームと杏仁豆腐を食べていました。

コッペパンのコーナー
コッペパンのコーナー

料理の種類は数え切れないほどありましたし、ビュッフェレストランとして、味も十分に美味しかったです。

個人的には温泉宿の夕食はビュッフェではなく、懐石料理をいただきたいところですが、ビュッフェに来たら来たで楽しいです。

朝食

朝食会場も夕食と同じ「フォンテンブロー」です。

子どもがなかなか起きてくれなかったため、会場に行くのが8時近くになってしまいましたが、ちょうど混み合う時間帯だったようで、会場前で15分くらいの順番待ちがありました。朝食は時間指定がないのでやむなしですね。

ホテルのおすすめはフレンチトースト、握りたてのおにぎりでした。朝食メニューもかなりの品数があり、洋食メニュー、和食メニューどちらも揃っていますので、どちらの気分でも満足できると思います。

フレンチトースト
フレンチトースト

(3)お土産

箱根ホテル小涌園には売店がないので、お土産を探したい場合はユネッサンの2階にある売店「ミーオモール」に行きましょう。

(4)全体

今回は平日の金曜日に大人2名、3歳児1名の合計3名でお邪魔して、お会計が55,850円(大人2名43,200円+3歳児1名12,650円)でした。

予算4-5万円台で泊まれる宿は箱根温泉の中にたくさんありますが、子どもをガンガン遊ばせつつも、温泉でゆっくりしたい、そんな目的であればユネッサンと一緒に楽しめる箱根ホテル小涌園はドンピシャなのではないかと思います。

4.まとめ

ホテル自体は建物や庭園に趣があって、温泉も楽しめるので、若い人から高齢の方までどなたでも楽しめると思います。

ただし、宿泊プランは基本的にユネッサン入場パスポートとセットということもあり、ホテルのサービス全般がファミリー向けに振って設計されています。

夕食がビュッフェ一択だったり、セルフチェックイン、完全キャッシュレスなどのシステムは、付加価値の高くない(客側だけでも完結できる)過剰なサービスを極力合理化させて、その分を他のサービスに充てたり、宿泊料金を安くしたりするための工夫かと思います。

そういう工夫がなされていることで若いカップルやファミリー層が利用しやすくなっているのだと思います。

ロビーに着いたら大勢のスタッフが頭を下げて、カバンを持って、お茶菓子を出して、という昔ながらの温泉旅館のサービスを期待している方には物足りなさを感じるかもしれません。

もちろん宿泊施設としてのホスピタリティはありますが、こちらは「おもてなしを受動的に楽しむ宿」ではなく、「用意してくれた施設やサービスを組み合わせて楽しむ宿」ということだと思います。

何かとお金がかかるファミリーのお財布にも優しい宿ですので、週末などを利用して是非、家族で泊まりに行ってみてください。

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