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【大田区】池上本門寺を散歩がてら池田屋の絶品くず餅に舌鼓

お出かけ

くず餅は船橋屋一筋だった私もいよいよ考えを改めないといけない、そんなくず餅に出会いました。

池田屋のくず餅(久寿餅)はもっちりとした食感と黒蜜の上品で濃厚な甘さが、船橋屋に負けず劣らずの絶品でした。

1.くず餅の違い

そもそもくず餅って関西と関東で違うのをご存知ですか?

私は以前、関東のくず餅を想像して京都の葛餅を買い、そこで違うことを知りました。

(1)関西の葛餅(くずもち)

「葛餅」は主に関西で製造される和菓子で、原料に葛粉が使われていて、透明でツルッとした食感が特徴です。黒蜜ときな粉をかけていただきます。

(2)関東のくず餅(くずもち)

関東で製造されるくずもちは関西の「葛餅」と区別するために「くず餅」もしくは「久寿餅」と表記されます。

関東のくず餅は小麦粉から精製したデンプンを発酵させたもので、見た目は透明でなく、弾力のある食感と、発酵食品特有の風味があります。

黒蜜ときな粉をかけていただく点は同じです。

2.くず餅の有名店

(1)船橋屋

私は関東の人間だからか、「くず餅」が昔から大好きでよく食べていました。

その中でも特に好きだったのは「船橋屋」のくず餅です。

船橋屋は1805年に亀戸天神の参道で開業して以来、くず餅やあんみつの製造を続けている老舗の和菓子屋さんです。

船橋屋のくず餅は江戸時代から甘味の横綱に選ばれるほどの人気があったようです。さすが舌の肥えた江戸庶民は分かっていますね。

江戸甘いもの屋番付で横綱に

明治初頭に出たかわら版「大江戸風流くらべ」において、江戸甘いもの屋番付に「亀戸くず餅(久寿餅)・船橋屋」が横綱としてランクされ、船橋屋の名声を不動のものとしました。

出店:船橋屋HP

くず餅は亀戸天神の他、池上本門寺、川崎大師の名物でもあるようで、今回は池上本門寺参道で池田屋との新たな出会いがありました。

(2)池田屋

池田屋は池上本門寺の参道にあるくず餅屋さんです。

池田屋外観
池田屋外観

池田屋は元禄年間(1688年〜1704年)創業、池田屋の近くにある浅野屋は1752年創業のようです。2店とも船橋屋よりもさらに老舗でした。びっくりです。

池上本門寺をお参りの際は是非池田屋に寄りましょう。私はくず餅のついでにお参りしてきました。

池上本門寺境内
池上本門寺境内

池上本門寺は敷地が広くて、厳かな雰囲気で背筋が伸びます。境内にある「ガーデンレストラン今半 池上本門寺店」では池上本門寺内の名園「松濤園」の景色を眺めながら、季節の料理をいただくことができます。

ガーデンレストラン今半 池上本門寺店
ガーデンレストラン今半 池上本門寺店

人形町今半ランチからの池田屋くず餅が池上のゴールデンルートです。

池上本門寺の隣には本門寺公園があり、こどもの遊具などもありました。球技場やデイキャンプ場もあり、地域の人々の憩いの場になっています。

本門寺公園の遊具
本門寺公園の遊具

(3)住吉

こちらは川崎大師の参道にある和菓子屋さんで、特にくず餅が有名です。

1917年創業で100年以上の歴史があります。

恥ずかしながら、住吉さんのくず餅はまだ食べたことがないので、早いところいただいて記事を更新したいと思います。

3.池田屋の久寿餅

(1)種類

1人前450円
2〜3人前850円
3〜4人前1,250円
4〜5人前1,650円
7〜8人前2,200円
10〜12人前3,500円
池田屋店頭
池田屋店頭

(2)実食

今回いただいたのは3〜4人前(税込1,250円)です。

久寿餅3〜4人前(税込1,250円)
久寿餅3〜4人前(税込1,250円)
久寿餅3〜4人前(税込1,250円)
久寿餅3〜4人前(税込1,250円)
久寿餅3〜4人前(黒蜜はまだ1本かけていません)
久寿餅3〜4人前(黒蜜はまだ1本かけていません)

久寿餅

久寿餅自体は少し酸味があってあっさりしています。船橋屋に比べるとやや弾力があり、もっちりとした食感に感じました。

黒蜜

コクがあり、ドロっとしたタイプの黒蜜で個人的に超絶大好きなやつでした。

味に加えて驚いたのは量です。久寿餅の量に合わせると1本でも十分美味しくいただけるかな、というところに2本付いていました。

これは甘党、特に黒蜜党にはたまらない大サービスです。船橋屋のくず餅も黒蜜が美味しいので皿を舐めまわしたいくらいなのですが、池田屋は食べてる途中で大満足に到達できるくらい黒蜜が入っていますので、皿を舐めたりスプーンでかき集める必要はありません。

きな粉

香りが高く、キメも細かいので久寿餅、黒蜜によく合います。

感想

久寿餅3〜4人前(黒蜜はまだ1本かけていません)
久寿餅3〜4人前(黒蜜はまだ1本かけていません)

あっさりした久寿餅ときな粉に濃厚な黒蜜を絡めて、大変美味しくいただきました。

一番特徴的だと思うのはやはり黒蜜です。上品な味ながら、かなり濃厚で甘党に寄せている感じですので、好きな人は大好きだと思います。

甘いのが苦手、という方にはしんどい可能性がありますが、そういう方はそもそもくず餅を食べなさそうですね。

甘党、特に黒蜜が大好き、という方には船橋屋と並べてこの池田屋を強く推したいと思います。

4.まとめ

池田屋のくず餅は黒蜜の濃厚さが特徴で、特に黒蜜党の方には是非食べていただきたい逸品です。

お店のイートインでは黒蜜かけ放題のようですので、もし行かれる際は前日から甘味を絶ってお召し上がりください。私も大田区民だったら月一で通ってると思います。

池田屋はamazonや楽天などには出店せず、あくまで池上本門寺の名物として地元に腰を据えて営業する方針のようです。そのあたりも芯があって好感が持てます。

通販でくず餅を買いたい方は船橋屋のくず餅をどうぞ。こちらも池田屋と並んで絶品です。

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