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【品川区】閉館が迫るしながわ水族館に子どもとお出かけレビュー

お出かけ

3歳の娘を連れて、「しながわ水族館」に遊びに行ってきました。

しながわ水族館は子どもの目線でも見やすいように、展示されている水槽が低く設計されている「子どもファースト」の水族館です。

ショーなどのイベントも頻繁に行われていて、来るたびに新しい体験ができます。アットホームな雰囲気で、子ども連れのファミリーにおすすめです。

1.どんなところ

しながわ水族館は1981年にオープンした歴史のある水族館です。

延床面積は約4,000㎡とコンパクトな設計ながら、イルカのショーやトンネル水槽など、人気のコンテンツが配置されている地域密着型の水族館となっています。

面積は東京23区内にある他の水族館と比較してもかなりコンパクトなことが分かります。

【展示建物の延床面積】
しながわ水族館:約4,000㎡
すみだ水族館:約7,000㎡
アクアパーク品川:約11,000㎡
葛西臨海水族館:約13,000㎡

しかし、狭いからダメ、ということは全くありません。しながわ水族館は1階と地下1階が展示エリアとなっていますが、コンパクトになっているがゆえに目当ての展示コーナーに戻りやすいショーエリアにアクセスしやすいなどの利点があります。

一日中がっつり楽しむ、というよりは滞在時間2〜3時間を目処に遊びに行く、そんな規模の施設です。

比較でも出しましたが、品川駅近くの品川プリンスホテルの中に、「アクアパーク品川」という水族館があります。そちらは今回ご紹介する「しながわ水族館」とは別に施設になりますのでご注意ください。(ちなみにアクアパーク品川の所在地は港区高輪です。)

【しながわ水族館と一緒に楽しみたい施設】
・しながわ区民公園
・大井競馬場

しながわ区民公園は「はなとひろばと水と緑の公園」をテーマに造られた区民公園です。

子ども用の遊具が充実している他、自然体験ができる「しながわこども冒険ひろば」や、デイキャンプ場、球技場、約6,500㎡の人口湖「勝島の海」など様々な設備があり、目的に応じて多彩に楽しむことができます。

しながわ水族館もしながわ区民公園の中にあります。

しながわ区民公園の遊具
しながわ区民公園の遊具

大井競馬場は東京シティ競馬の愛称でも親しまれている地方競馬の競馬場で、毎年12月下旬に行われるG1レースの東京大賞典が有名です。

ナイターで競馬を楽しめるトゥインクルレースやイルミネーションなど、季節によって様々なイベントが開催されており、競馬初心者でも気軽に楽しめます。

大井競馬場のパドック
大井競馬場のパドック

2.基本情報

(1)アクセス

京浜急行「大森海岸」駅徒歩8分
JR京浜東北線「大森」駅北口改札徒歩15分

(2)入場料

大人1,350円
中学生・小学生600円
幼児(4歳以上)300円
シルバー(65歳以上)1,200円
※障害者割引、品川区民・品川区在勤者・品川区在学者割引あり

(3)営業時間/休館日

営業時間:10:00-17:00(時期によっては18:00まで営業)
休館日:火曜(火曜でも開館日あり)
※詳細は公式HPでご確認ください

3.レビュー

(1)見どころ

・入場口

入り口付近にベビーカーを置いておけるスペースがあり、今回は預けて入場しました。

ベビーカーでも入ることはできますが、土日はかなり混雑しているので移動が少し大変かもしれません。

水族館入口
水族館入口

平日などの空いてる日であれば、建物内はシンプルな2層構造でエレベーターもあるので、ベビーカーでもストレスなく移動できます。

ただしショーのエリアは階段のみで、ベビーカーは入れませんので注意してください。

・入り口付近

入るとまず、東京湾のゾーンがお出迎えしてくれます。まずは身近な海から展示してくるところが硬派で良いですね。中央にミズナラの巨木が配置されていて、本のようにめくって楽しむ仕掛けもあります。

ミズナラの巨木
ミズナラの巨木

施設全体に言えることですが、ここは小さい子どもの目線に合わせた低い位置の水槽が素晴らしいです。3歳の子どもなら水槽の中が十分に見える高さでした。

低い位置の水槽
低い位置の水槽

・ペンギンランド

ペンギンの展示エリアです。こちらもかなりコンパクトながら、ペンギンを見ることができます。安定の可愛さです。

ペンギンランド
ペンギンランド

うちの娘は1歳2歳の頃はペンギンを見せると喜んでいましたが、最近はそうでもないのか、ややスルー気味でした。

・アザラシ館

とっても可愛いゴマフアザラシを間近で見ることができます。オブジェや写真も飾ってあり、特別扱いされている人気者のようでした。

アザラシのオブジェ
アザラシのオブジェ

狭い寝床に入って寝ている姿も拝むことができました。

おやすみ中のアザラシ
おやすみ中のアザラシ

・ショー

当日は11時45分からアシカショーの時間でした。

土日はかなり混雑していますので、ショーを座って楽しむには30分前くらいから席を取っておく必要があります。

アシカのショー
アシカのショー

今回は開始と同時に会場に入ったので、隙間から見れるくらいの場所での立ち見でした。イルカくんが水しぶきをあげて跳ね回っていたのですが、アシカくんが登場して間もなく、娘が水しぶきの音が怖いと言い出し、すぐに出ることになりました。

他の子どもで怯えている子はいなかったので、実際には全然怖くないものと思います。

ショーはしながわ水族館の目玉の一つですし、以前こちらでショーを見た時は思った以上に楽しめましたので、時間に余裕があれば是非席を確保しての鑑賞をおすすめします。

・トンネル水槽

魚が泳いでいる姿を下から見上げることができる展示エリアです。個人的にはカメが優雅に泳ぐ姿が見ものでした。ゆっくり歩きながら、海の中にいるような景色が楽しめます。

トンネル水槽のカメ
トンネル水槽のカメ

・海の宝石箱

熱帯魚が展示されているエリアです。

全体的に暗めの演出が多い中、明るい水槽に色鮮やかな熱帯魚は余計に綺麗に見えます。ザ・水族館という感じです。

熱帯魚
熱帯魚

・スタンプラリー

イラストレーターとして活躍されているよこみぞゆりさんの「なんでもいきものパークinしながわ水族館」という特別展が開催されていて、スタンプラリーもありました。

子どもたちがスタンプに並んでいて大人気の催しでした。うちの娘もコンプリートして大喜びでした。

(2)食事

館内は飲食禁止となっており、食事は外にある「ドルフィンカフェ」か「レストランドルフィン」のいずれかを利用することになります。

・ドルフィンカフェ

ウッドデッキにあるカフェで、軽食とソフトクリーム、飲み物が売っています。

ドルフィンカフェ
ドルフィンカフェ

屋外なので天気が良い日はとても気持ち良いですね。暑い日だったのでクリームソーダがとても美味しそうでした。

建物やメニューがしながわ水族館の素朴な雰囲気に合っていて、ほっこりさせてくれるカフェです。

・レストランドルフィン

六角形の建物が特徴的なレストランで、窓際の席からは人口湖と緑の景色が楽しめます。

レストランドルフィン外観
レストランドルフィン外観

価格は千円台後半が中心のレジャー施設価格ですが、以前伺った時はしっかりした料理が提供されていて美味しかったです。ロケーションの良いファミリーレストラン、という感じですね。

今回は昼過ぎに水族館を出たのですが、かなり混雑していてすぐに入ることは出来なさそうでしたので、ここでの食事は諦めました。

ちなみに水族館の周辺も飲食店は少ないです。休日に遊びに行く場合は、昼時はレストランが混雑することを織り込んだうえで、ランチの計画を立てることをおすすめします。

(3)お土産

お土産はマリンショップシーガルで買うことができます。

しながわ水族館オリジナル商品
しながわ水族館オリジナル商品

可愛い魚の絵がプリントされた食器や、ハズレなしでぬいぐるみが当選するイルカくじ、ペンギンやイルカがモチーフのお菓子など、海の動物グッズが手に入ります。遊びに来た際は是非チェックしてみてください。

(4)全体

今回遊びに行ったのは9月の3連休の真ん中の日曜日だったので、それなりに混雑した日でした。

利用した時間帯も、施設内に入ったのが11時頃で、出たのが13時頃だったので1日の中でもかなり混み合うタイミングだったかと思います。

そのためショーは満席で、直前に入ると座ることはできませんでしたが、展示スペースに関しては、ゆっくり見て回るのにストレスを感じるほどではありませんでした。

大型連休などでなければ、休日に行っても十分楽しめますので、連休だけど行くところがない、そんな時にちょっと子どもと遊びにいくのにちょうど良いかと思います。

レストランを利用するのであれば開園直後の早い時間から入園して、12時前にはレストランに入ることをオススメします。午後も展示やショーを楽しみたい場合は、当日であれば再入場が可能です。

4.まとめ

あまり気張らずに、ファミリーでフラッと遊びに行くのにちょうど良い施設です。コンパクトだからこそ気軽に楽しめます。

しながわ水族館は、しながわ区民公園内の人口湖「勝島の海」周辺に新施設を建設して、既存の建物は取り壊されることが決まっていて、それと同時にショーも廃止となるようです。(リニューアルオープンは2027年度を予定しており、現施設での営業は2026年度までは続けられる予定。)

近年、動物の保護に関する目が世界的に厳しくなっていて、イルカなどのショーもそういった批判に晒される可能性がありますので、ショーの廃止は世の中的には必然的な流れなのかなと思います。(昔テレビで頻繁に取り上げられていた日光さる軍団も最近あまり見なくなりました。)

動物のショーが倫理的に良いか悪いかは置いておいて、そういう背景がある以上、ショーを見る機会は今後少なくなっていくと思われます。

もちろん他の水族館ではまだまだショーを見ることができますが、こちらの水族館では廃止が決まっていますので、廃止前に一度見に行ってみてはいかがでしょうか。

取り壊しが決まっているくらいの建物ですので、ところどころに古さを感じるレトロな雰囲気になっています。水族館周辺の街並みも含めて、オシャレとは言い難いコースですので、カップルのデートにはやや不向きかなという印象です。

ただ、長く愛されてきたアットホームな雰囲気は、子どもが思いっきり遊ぶのに適していますし、古くても子ども目線で設計された展示スペースの素晴らしさは不変です。

まだまだ当面の間は営業が続けられますので、是非気軽に遊びに行ってみてください。

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