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【台東区】上野公園内:国立科学博物館に子どもとお出かけレポート

お出かけ
国立科学博物館の恐竜

恐竜はなぜ人を惹きつけるのでしょうか。

ヒトを超越した大きさと、いかにも強そうな見た目のカッコ良さ、古代に存在していたという神話性みたいな部分も魅力なのでしょうか。

私自身はそれほど興味があるわけではないのですが、3歳の娘がなぜか恐竜にどハマりしていて、最近ぬいぐるみやフィギュアが増えてきました。

そういうわけで、今回は娘に恐竜を見せてあげるため、国立科学博物館に行ってきました。

国立科学博物館は台東区の上野公園内にあり、通称「かはく」と呼ばれています。企画展もよく開催されていますが、恐竜は常設展に展示されています。

入ってみると想像以上に広く、恐竜以外にも興味を惹きつける展示がたくさんありました。

ビジュアルのインパクトだけでも十分楽しむことができますので、小さいお子さん連れでもおすすめです!

1.どんなところ

パラオパラドキシア
パラオパラドキシア

国立科学博物館は上野公園内にある博物館です。「日本館」「世界館」という2つの建物で構成されています。

日本館では日本列島の生い立ちから祖先の生活を、地球館では地球と生物の歴史を身体中で体感できます。展示物のスケールの大きさが特徴で、とにかく広いです。

2.基本情報

(1)アクセス

・JR上野駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線京成上野駅(正面口)から徒歩10分
・館内には駐車場および駐車場はありません

(2)入場料

常設展示個人入館者一般・大学生630円
高校生以下無料
常設展示団体入館者一般・大学生510円
特別展展示による

(3)休館日

・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)

・年末年始(12月28日〜1月1日)

3.レビュー

(1)見どころ

国立科学博物館は「日本館」(地下1階〜地上3階)と「世界館」(地下3階〜地上3階)という2つの建物があります。常設展入口を入った建物が日本館で、奥の建物が世界館です。

動線は自由なので、好きなフロアや展示物だけを見ることができます。

モデルコースも紹介されていて、日本館は60分、世界館は90分で回れる動線も案内されています。

今回は昼前に入ったので、レストランが入っている世界館から回りました。

①世界館

展示エリアに入ると、まず展示物の数に驚かされます。

入った瞬間に「これは本来630円で入れるような施設ではない、、」と悟りました。民間だったら最低でも2,000円は取らないととても採算が取れないようなスケールです。

1階の展示物でインパクトがあるのは中央に吊るされたマッコウクジラです。体長が15mを超えるということで、実際に見るとその大きさを体感できます。表側は生きているような姿になっていて、裏側は骨になっています。

マッコウクジラ
マッコウクジラ

続いて地下1階に降ります。地下1階ではいよいよ恐竜とのご対面です。

このフロアも巨大生物だらけです。娘はよく分からないながらも、非日常空間に入った喜びからか、感動して飛び跳ねていました。

解説もあるので、丁寧に見ていけば色々な発見がありそうですが、娘の暴走を止めるのに必死で、基本的には姿を拝むのみでした。

地下2階に降りると、生物の進化の道のりをたどってくれるコーナーでした。ここもまたビジュアルだけで十分楽しめます。娘も一生懸命見ていました。

コロンビアマンモス
コロンビアマンモス

2階は近代技術のコーナーで3歳児にはやや難しすぎたので、3階の哺乳類と鳥類の剥製コーナーに進みます。ここには100体以上の動物の剥製が展示されていて、古代生物とはまた違うインパクトがあります。娘は若干飽き気味なので素早く一周して外に出ました。

動物の剥製
動物の剥製

もともと恐竜を目的に訪れたのですが、他の生物がこんなにたくさん展示されているのは予想外でした。

科学に前のめりでない人は、世界館だけでお腹いっぱいになります。

②日本館

次に博物館の入り口側にある日本館に戻ります。

もともと科学の素養がない私は世界館の展示物を拝むだけで十分満足したのですが、せっかくなので日本館の展示物も少しだけ見ました。

3階北翼というエリアには迫力のあるフタバスズキリュウの展示があります。鈴木さんが発見したことから名前にスズキが入っているとのこと。もし私が鈴木さんだったら、スズキではなく、下の名前を入れたいなと思いますが、余計なお世話でしょうか。ちなみにフタバスズキリュウは恐竜ではなく、首長竜というグループに分類されるそうです。

フタバスズキリュウ
フタバスズキリュウ

2階北翼エリアには古代人の暮らしぶりという展示があり、これも分かりやすくて面白いです。特に縄文人と弥生人がおすすめです。一万年後にはスマホを見ながら歩いている人の模型が展示されてしまうのでしょうか。

日本館は3歳児には理解が難しいコーナーが多かったので、フタバスズキリュウを目に焼き付けさせて、早めに退散しました。

(2)食事

お食事処は世界館にある140席のレストラン「ムーセイオン」と、日本館のラウンジ内にある38席のカフェ「くじらカフェ」があります。今回はムーセイオンでいただきました。

レストラン「ムーセイオン」
レストラン「ムーセイオン」

ムーセイオンは上野の老舗「上野精養軒」が運営していて、科学博物館らしい恐竜をイメージしたメニューがたくさんあります。

ちょうど土曜の12時頃という混雑時間帯で、30分待ちと案内されていました。番号を引くと、私たちの前に30組くらい待っているようでした。席数が多いので頻繁に店員さんから呼ばれていましたし、呼ばれてもいない組が多かったので、それなりに順番が進む感じはありました。

30分ほど待って入店できましたが、12時半頃には60分待ちになっていましたので、土日に行かれる場合は昼の混雑時間帯は避けたほうが無難です。

入店すると、オーダーはタッチパネルでした。今回は娘にはキッズプレート、大人はダイナソープレートとジュラ紀ハンバーグプレートを注文しました。

キッズプレートがすぐに提供されたのは、非常にありがたかったです。

ジュラ紀ハンバーグプレート(税込1,400円)
ジュラ紀ハンバーグプレート(税込1,400円)

ダイナソープレートやジュラ紀プレートも見た目が可愛いので、娘も大喜びでした。味も博物館のような施設でいただくものとしては、悪くなかったです!

(3)お土産

ミュージアムショップ入り口
ミュージアムショップ入り口

日本館にミュージアムショップがあります。

こちらのショップでは可愛らしいぬいぐるみなどのグッズに加えて、恐竜の模型や専門書籍など、かなり硬派な品々も揃っています。

アニマル茶こしなるアイテムがちょっと気になりました。広い店内で、奥深いグッズが多かったので、行かれた際は是非チェックしてみてください。

アニマル茶こし(税込1,210円)
アニマル茶こし(税込1,210円)
ポスター世界の鯨2021(税込1,200円)
ポスター世界の鯨2021(税込1,200円)

(4)全体

土曜日の11時半過ぎに入場しましたが、昼食も含めて滞在時間は3時間程度でした。それでも日本館はほとんど見てないくらいですし、かなりハイペースで回った方です。

一つ一つを丁寧に見て回ると1日でも回りきれないくらいの広さと情報量ですので、全部回るというよりは、ある程度見たいものを絞って回ることをおすすめします。

隅々まで見て回りたいという人は日本館と世界館を別の日に見にきても良いかもしれません。入館料が手頃なのでそれほど負担にもなりません。

ベビーカーを押していきましたが、入り口に置いておくスペースがあったので、今回は置いて入りました。それなりに混雑していましたが、館内はもともと広々していますし、エレベーターもすぐに来て乗ることができたので、ベビーカーのまま回っても、移動しにくい、ということはないと思います。

混んではいたものの、展示物を見れないという状況は全くなく、ストレスなく回ることができました。

4.まとめ

(1)こんな人におすすめ

小さいお子さんがいる家族に大変おすすめです。うちの3歳の娘も科学のことは当然分かりませんが、実物スケールを見て驚いていましたので、それなりに学びはあったと思います。

絶滅した、という意味は何度か教えてあげて、きちんと理解しているかは若干怪しいですが、とにかく楽しんでいたので良かったです。

もう少し大きくなって、学校で生物や歴史を学ぶタイミングで来るのも良いと思います。私は学生のころ、歴史にあまり興味を持てず、苦手科目の一つでした。昔の話すぎて臨場感が沸かず、頭に入ってこなかったことが原因の一つだったと考えています。(言い訳ですが)

歴史を身近に感じさせてあげることが、自発的な学びのきっかけになるはずですので、教育的な効果も期待できそうです。

デートで来ていると思われる若いカップルもたくさんいましたし、一人でも気軽に楽しめます。

(2)おすすめの時期

常設展は年中やっていますので、一年中利用できます。

上野公園も一緒に楽しむのであれば春や秋が気持ち良いですが、基本的に建物の中で長く楽しめるので、真夏や真冬など、外で遊ぶのが厳しい季節に来るのもおすすめです。

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