先日名古屋への出張があり、2時間ほどのスキマ時間で「ノリタケの森」に行ってきました。
名古屋は食事やモーニングの文化が面白そうだなと思いつつ、今まで旅の行き先にはならなかったのですが、ノリタケの森だけでも遊びに行く価値のある素敵なところでした。
ノリタケの森は観光で半日〜1日滞在できるだけの施設が揃っていますし、1〜2時間程度の空いた時間をつぶすのにもオススメです。
1.どんなところ
(1)ノリタケの森とは
世界的に有名な陶磁器メーカーである株式会社ノリタケカンパニーリミテドが運営する文化施設です。ノリタケの商品を取り扱うショップ「ノリタケスクエア名古屋」を中心に、ギャラリー、ミュージアム、レストラン、カフェなどの施設が揃っています。
また、森という名前がついているだけあって緑豊かな環境となっており、敷地内では四季折々の植物や生き物を観察することができます。
ちなみに「ノリタケ」ブランドの由来は創業者の名前かと思っていたのですが、地名(現住所は名古屋市西区則武新町)が由来でした。
(2)一緒に楽しみたい施設
・名古屋メシ
・トヨタ産業技術記念館
・イオンモール名古屋ノリタケガーデン
名古屋は言わずと知れたグルメシティで、名古屋駅周辺にも有名店がたくさん出店しています。ひつまぶし、味噌かつ、きしめん、手羽先、天むすなどが特に有名です。
今回は夕方、新幹線のホームを降りたところがスタートでしたので、景気付け(?)に新幹線のホームにあるきしめんの立ち食い店「住よし」でかき揚げきしめんをいただきました。
夕方の時間帯で人が少なかったこともあり、食券を出して10秒くらいで熱々のきしめんが出てきました!安定感のある小慣れたオペレーションが素晴らしいです。(ちなみに昼時はそれなりに並んでいます。回転は早いです。)
味は鰹節の出汁がきいたつゆとツルッとした食感のきしめんの相性が絶妙で美味しかったです。これで630円なら文句のつけようがないですね。まさに早い!安い!うまい!を体現した店でした。新幹線を途中下車してでも食べる価値ありです。
トヨタ産業技術記念館はクルマやモノづくりの歴史を学べる施設です。館内の滞在時間は1〜2時間が目安なので、こちらも空いた時間にちょうど良いです。
場所はノリタケの森と同じ名古屋市西区則武新町にありますが、名古屋駅からは更に離れるので、徒歩だとちょっと厳しいと思います。電車かバス、タクシーを使いましょう。
ノリタケの森と隣接する場所にイオンモール名古屋ノリタケガーデンがあります。2021年10月に開業した新しい商業施設で、テナントもイオンの中では洗練されたお店が多い印象です。観光目的だとイオンモールは避けたい気がしますが、普通に家族で遊びに行くのであればイオンモールも併せて楽しめそうです。
2.基本情報
(1)アクセス
・JR名古屋駅から徒歩15分
・地下鉄東山線亀島駅から徒歩6分
今回は名古屋駅前のコインロッカーに荷物を預けて、名古屋駅から歩いて行きました。信号は一度赤になると結構待ち時間が長かったですが、名古屋駅前は東京駅の八重洲口みたいだな、などと思いながらスタスタ歩いていたら15分かからないくらいで到着しました。
(2)入場料
・基本的に無料
・一部体験施設(クラフトセンター・ノリタケミュージアム)は入場料の設定あり
(3)休館日
・ショップとカフェは年中無休(メンテナンスの臨時休館あり)
・その他施設は毎週月曜日と年末年始
※詳細は公式HPをご確認ください。
3.レビュー
(1)見どころ
①ノリタケスクエア名古屋(ショップ)
ノリタケの森のメインはノリタケブランドの商品を取り扱うショップです。266坪の店舗面積の中に、食器を中心に約4,500点の商品が展示されています。
店内に入ると、入り口近くはライフステージエリアと呼ばれていて、比較的手に取りやすい価格帯の商品が置いてありました。調理器具や雑貨も取り扱っているので、欲しくなるものが何かしら見つかるはずです。
私はこういう店で商品を見るたびにグラスやコーヒーカップが欲しくなるのですが、今回はグッと堪えました。
入って右手はアウトレットのコーナーになっています。中には50%オフという商品もありました。いかにもアウトレット、というような商品はなく、普通の商品と比べても遜色ないものばかりでした。自宅用として利用するのには全く問題ないので、こういうところでお得に買い物したいですね。
大倉陶園をはじめとした高級品を取り扱う売り場はプレステージエリアと呼ばれていて、中には100万円を超えるような商品も展示されていました。高いなと思いながらもじっくり眺めていると欲しくなってきます。買わずとも、良いものは売り場を眺めているだけで楽しいですよね。
平日の夕方はそれほど混んでいないので、店内をゆっくり見ることができます。相談しながら買い物したい人は声をかければ店員さんが色々教えてくれますし、基本的には店員さんから声がかかることはないので、落ち着いて見たい人も安心です。
もし家族で来ていたら間違いなく何か買っていたと思います。次回お邪魔する機会があったら何か狙いを定めていきたいですね。
②庭園
ノリタケの森は緑が豊かで外を歩いても気持ち良いです。
メインゲート近くには煙突のモニュメントが配置されていました。工場があった当時の名残りである煙突を工場移転後も残しているようです。
ショップの近くにある赤レンガ棟も周りの景色に馴染んでいて、趣がありました。噴水ひろばも近くにあります。
ノリタケの森にはベンチや椅子がたくさん置いてありました。赤レンガと自然の景色を眺めながらのんびり過ごすことができます。
③その他
ショップ以外にも様々な施設があります。観光目的で行く場合や、ショップやカフェを楽しんでもまだ時間が余るようであれば、これらを回ってみても楽しそうです。
・ウェルカムセンター
ノリタケの事業について映像や展示で学べるコーナー
・クラフトセンター・ノリタケミュージアム
生地の製造から絵付けまでを実際に見ることができるコーナー
・ノリタケの森ギャラリー
有名作家の個展から市民の美術展まで様々な人がアートを身近に楽しめるコーナー
(2)食事
ノリタケの森の中にはレストランとカフェがそれぞれ1ヶ所ずつあります。どちらもノリタケの食器で提供されるのが特徴です。
レストランキルンは創作フレンチのレストランで、ランチ、ディナー、アフタヌーンティーのコースがあります。ランチは3,100円からコースが用意されているので、ちょっと贅沢なランチに良さそうです。
カフェグランヴェールはショップ内に併設されているカフェです。ランチのパンが美味しそうなのと、午後はワインとデリのセットメニューも展開されていて、どの時間帯に行ってもその時にちょうど良い食事をいただけそうでした。
大変残念なことに16時半ラストオーダーを過ぎてしまっていた為、こちらには入れず。名古屋は夜が早いので、計画は前倒しで行きたいですね。
4.まとめ
今回は時間が遅かったためカフェは閉店してしまい、実質的にショップと園内の散策だけでしたが、ショップの品揃えの多さと園内の気持ち良さは期待以上のものがあり、十分に楽しむことができました。
名古屋駅とノリタケの森の徒歩での往復、ショップ、園内散策を合わせて2時間でちょうど良かったです。ショップ内のカフェに入れれば3時間がゆっくりできる目安かと思います。
一人でぷらぷら散歩するのも良いですし、家族で遊びに来ても楽しめること間違いなしです。アクセスも良いので名古屋駅に行かれた際は是非足を運んでみてください。
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